
下部温泉
山梨県南巨摩郡身延町、谷あいに湧く武田信玄の隠し湯として知られる古湯。身延山への参拝者や湯治客で栄え、JR身延線下部温泉駅が玄関口です。下部温泉共同泉は30〜32℃のぬる湯で、体温に近い湯に長く浸かる湯治のかたちが今も残ります。しもべ奥の湯高温源泉は51℃、日本温泉協会は新温泉をpH9.3のアルカリ性単純温泉としています。周辺には身延山久遠寺や富士川の流れがあり、山梨県南部の自然と歴史を感じられる温泉地です。

塩山温泉
塩山温泉は、山梨県甲州市、塩ノ山のふもとに宿が点在する温泉地です。開湯はおよそ六百五十年前、向嶽寺を開いた抜隊得勝が源泉を見つけたと伝えられます。とろみのある高アルカリ性の湯で、ほのかに硫黄の香りがただよいます。日帰り専用の施設はなく、六軒ほどの旅館が日帰り入浴を受け入れる、湯治宿の雰囲気を残した静かな温泉地です。JR塩山駅から歩ける距離にあり、恵林寺や向嶽寺、甲州市のぶどう園めぐりの拠点にもなります。

山中湖温泉
富士五湖のひとつ山中湖の湖畔に湧く温泉地です。中心となるのは村営の日帰り施設「山中湖温泉 紅富士の湯」と「山中湖温泉 石割の湯」の2館で、いずれもpH10を超える高アルカリ性の単純温泉。とろりとした湯ざわりで、美肌の湯として知られます。紅富士の湯の露天風呂からは正面に富士山がそびえ、晴れた朝には湖面に映る逆さ富士、冬の朝には朝日に赤く染まる紅富士を望めます。東富士五湖道路・山中湖インターチェンジから数分と、車で立ち寄りやすい立地です。

春日居温泉
山梨県笛吹市の春日居町、桃とぶどうの果樹園に囲まれた温泉地。町内に10か所の源泉があり、毎分約1,000リットル、57℃の湯が湧きます。泉質は単純温泉で刺激が少なく、リウマチや神経痛、筋肉痛のほか不眠症や冷え性にも用いられてきました。JR中央本線の春日居町駅から徒歩約20分、中央自動車道一宮御坂ICから約6kmで、隣接する石和温泉郷と合わせて湯めぐりができます。春日居郷土館・小川正子記念館や山梨岡神社、農産物直売所が近く、果実の収穫期には畑の景色が広がります。

河口湖温泉
山梨県富士河口湖町の河口湖畔に広がる河口湖温泉は、1992年開湯の富士山の地下1500mから湧き出る天然温泉郷。麗峰の湯・天水の湯・霊水の湯・芙蓉の湯・秀麗の湯の5源泉があり、主にカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。動脈硬化・切り傷・冷え性・筋肉痛・関節痛・疲労回復など幅広い効能。50軒以上の温泉宿が揃い、露天風呂や展望風呂から富士山と河口湖の絶景を一望。「逆富士」で有名な朝霧の景観も魅力。

湯村温泉(山梨県)
山梨県甲府市、甲府駅から車で約10分の市街地に近い温泉地。1200年前に弘法大師が開湯したと伝わり、武田信玄の隠し湯として、また太宰治ら文人が滞在した宿があることでも知られる。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉やナトリウム-塩化物泉で、源泉温度は35〜46℃、pH は7.4〜8.5。

甲府温泉
山梨県甲府市の中心部に湧く温泉地。武田信玄の隠し湯として使われたと言われ、甲府温泉郷の一つ。泉質はナトリウム-塩化物泉で、源泉温度は約50〜60℃。神経痛・筋肉痛・冷え性・疲労回復に効能があり、JR甲府駅から至近で武田神社、甲府城、昇仙峡など甲府観光の拠点として便利な温泉地。ビジネスホテルやシティホテルも点在します。

石和温泉
山梨県笛吹市の笛吹川沿いに広がる温泉地。1961年(昭和36年)にぶどう畑の灌漑用井戸を掘削中に温泉が湧出した比較的新しい温泉郷で、その後急速に発展し山梨県最大規模の温泉地となった。泉質はアルカリ性単純温泉、pHは8.5〜9.5、源泉温度は49℃で、湧出量は毎分約2,000リットル。肌あたりのやわらかい「美肌の湯」として知られ、笛吹川沿いにホテルと旅館が集まる。新宿から中央本線特急で約1時間30分。
