
君田温泉
君田温泉は広島県三次市君田町、中国山地の山あいに湧く温泉です。中心となるのは宿泊もできる温泉施設「君田温泉 森の泉」で、周囲を水田と山に囲まれた静かな環境にあります。泉質は中国地方では珍しい炭酸水素塩泉(重曹泉)で、肌あたりのやわらかい湯として知られます。敷地内には地元の野菜や果物が並ぶ産直市があり、周辺には日本の滝百選に選ばれた常清滝、江の川カヌー公園さくぎ、はらみちを美術館などが点在。三次市街からは車で二十分ほど、中国やまなみ街道の口和ICからは約五分です。

女鹿平温泉
広島県西部、廿日市市吉和の山あいに湧く女鹿平温泉。中国自動車道の吉和インターチェンジからすぐの高原にあり、めがひらスキー場と同じ敷地に温泉施設クヴェーレ吉和が建てられた。冬はスキー、春から秋は吉和の森と渓流を目当てに広島市街から人が訪れる。敷地の隣にはウッドワン美術館があり、少し離れて吉和魅惑の里が広がる。標高が高く夏でも涼しい。なお温泉施設クヴェーレ吉和は開業30年あまりを経て営業を停止しており、入浴の可否は最新の情報を確かめてほしい。

宮島温泉
世界文化遺産・嚴島神社のある宮島で、宿が引く温泉。島に古くからの温泉街があるわけではなく、島内で掘削された「宮島潮湯温泉」を宿の大浴場や貸切風呂で使う形が中心。泉質は含弱放射能-ナトリウム-塩化物冷鉱泉で、源泉温度17.8℃の冷鉱泉を加温して利用する。参拝や弥山の登山、表参道商店街の食べ歩きのあとに湯へ入れるのが宮島に泊まる利点。焼きがき、あなごめし、もみじ饅頭など島の名物も揃う。

宮浜温泉
広島県廿日市市、瀬戸内海に面し宮島(嚴島神社)を対岸に望む「宮島の奥座敷」。1964年開湯と新しい歴史ながら、7軒の温泉宿が穏やかな海と夕陽を堪能できる景勝地として発展。温泉まんさく・べにまんさくの湯といった日帰り施設も充実。宮島へのフェリーアクセスも良く、世界遺産嚴島神社参拝とセットで楽しめる温泉地です。瀬戸内の島々と夕景が多くのファンに愛され続けています。

湯来温泉
広島市佐伯区湯来町、清流水内川の谷あいに湧く温泉地。約1500年前に見つかったと伝わり、隣の湯の山温泉とあわせて「湯来・湯の山」の名で国民保養温泉地に指定されている。泉質はラドンを含む単純弱放射能泉で、高尿酸血症や関節リウマチ、関節の慢性的な痛みへの効能が挙げられる。宿は6軒ほどの小さな温泉地だが、広島市の中心部から車で約50分と近く、「広島の奥座敷」と呼ばれてきた。初夏はホタルが飛び、川ではアマゴ漁が行われる。

鞆の浦温泉
広島県福山市鞆町、瀬戸内海に突き出した鞆の浦に湧く温泉。鞆の浦は東西から差してくる潮がぶつかって流れの向きが変わる地点にあたり、帆船の時代から潮待ちの港として栄えた。港には常夜燈と雁木が残り、背後には石畳の路地と町家が続く。泉質は単純弱放射能冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)で、ラジウム温泉と呼ばれる。源泉は町の高台にある沼名前神社の近くに湧く霊泉で、干ばつの年にも枯れないことから「幸水」と称されてきた。海を望む宿が数軒あり、港町の散策とあわせて訪ねられる。
